WEEKLY展望
WEEKLY 展望は、弊社アナリストが個々の判断に基づき作成したもので、相場の動向を保証するものではありません。 売買に際しての最終的判断は、あくまでもご自身でご決定ください。
弊社アナリストは投資セミナーも開催していますのでお気軽に参加ください。
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WEEKLY WATCH 貴金属
貴金属週間展望。金は先週号では“週前半には戻りを見せましたが週足ベースの長期移動平均線で上値は抑えられており引き続き上値抵抗帯として機能しています。1月高値と2月高値を結んだ延長ラインの下降トレンドラインでも上値は抑えられており今週高値を上回らない限り上値は重いと考えておきたい”と掲載しておりましたが、安値更新し遂に昨年11月安値5900円を割り込んだことでトレンドの定義上も昨年8月高値を起点とした下落トレンド確認となっており値ごろは通じず下降トレンドラインなどを上回らない限り売り優勢と考えたい。白金は先週号では“陽線・陰線が日替わり出現で短期移動平均線(9日)を挟んだ状態でしたが週末には大幅安となり明確に短期平均線を割り込み2月18日安値4134円をも割り込んだことで2月16日高値を起点とした下落歩調に転換と考えたい”と掲載しておりましたが、週末にかけて下げ加速し、今までサポートされていた中期移動平均線(26日)や一目均衡表の基準線をも割り込み売り優勢が鮮明となっています。値ごろは通じずどこまで下値を掘り下げるかに注目したい。
WEEKLY WATCH 原油
東京原油週間展望。先週号では“短期移動平均線がサポート帯となり高値更新となった。来週には石油輸出国機構(OPEC)プラスの会合が行われ、主要産油国は4月以降の生産規模を調整する見通しで、増産によってトレンドを崩すことはないと考えられますが供給見通しが大きく変化する可能性のあるイベントのため結果待ちのムードとなることが想定されます”と掲載しておりましたが、注目の石油輸出国機構(OPEC)プラスの会合では、現行の減産目標をほぼ維持することを決定したほか、サウジアラビアが日量100万バレルの自主減産を継続することを表明し高値更新となった。昨年11月安値を起点としたアップトレンド継続中でトレンドラインなどを割り込まない限り買い優勢と考えたい。
WEEKLY WATCH とうもろこし
東京コーン週間展望。先週号では“短期移動平均線を割り込むことなく2012年の高値30300円を上回り2008年以来の高値まで上伸。ただ高値から大幅に値を消し目先の高値を確認した雰囲気もあり、続落し短期移動平均線を明確に割り込む様なら今週高値で出し切ったと考えたい”と掲載しておりましたが、短期移動平均線を割り込み先週高値が目先の高値になる可能性が出てきています。今週安値を割り込む様ならなお信頼度はなお高まることとなる一方で、今週高値を上回る様なら再度高値チャレンジの可能性が出てくると考えたい。
WEEKLY WATCH ゴム
東京ゴム週間展望。先週号では、“アッサリ10月高値を更新しましたが、高値更新の翌日の週末には大幅安となり高値を確認した雰囲気が出てきています。3月の月間陽線確率(月末価格-月初価格がプラスの確立)の低さもあり、今週安値を割り込む様なら今週高値がポイントになると考えておきたい”と掲載しておりましたが、先週安値を割り込み昨年10月高値とのダブルトップを形成する可能性が出てきた。目先は今週安値を割り込むのか、今週高値を突破するのかに注目し、前者なら先週高値でピークアウトとの見方が優勢となり、後者なら高値再チャレンジの展開と考えたい。
WEEKLY WATCH 為替
為替週間展望。先週号では“一時的に短期移動平均線>価格の序列になりましたが回復し、米国の長期金利上昇により年初来高値を更新することとなった。米金融当局者は長期金利上昇に寛容な姿勢をとっており、長期金利の一段の上昇となれば高値更新の可能性も出てきそうです”と掲載しておりましたが、上昇ピッチを上げて一気に108円台までドル高進行となった。ドル高の流れに変化はないものの、持続可能な上昇スピードではなく、年に一度程度しか現れないくらいのオシレータ系指標の過熱感が現れており、調整色を強める場面がいつ起こっても不思議ではありませんが、米金利上昇が維持される限りドル高の流れに変化なしと考えたい。